ケヴィン・デコンブ


オーナーのケヴィン・デコンブは、ジョルジュ・デコンブを父親に持つ生粋のヴィニョロン一家で育った。幼少の頃からワインの世界に触れていたケヴィンは、10歳の時にはすでに父親の後を継いでヴィニョロンになることを決めていた。2008年にベルヴィルの農業高校で2年間ブドウ栽培と醸造を学び、残りの2年間は1週間学校でワインの勉強、そして1週間は父親のドメーヌで研修という経緯を経て、2012年20歳の時に父デコンブの畑(ACボジョレーとACモルゴン)の4haを譲り受け、自らのドメーヌをスタートする。また同年にドメーヌと並行して、父ジョルジュと一緒にネゴシアンを立ち上げる。
2014年からコサールのコンサルティングの下、タッグを組んでネゴスのヌーヴォーを手掛けている。畑はドメーヌもネゴスも100%ビオロジック。畑作業は特に土起こし、そして醸造は低温マセラシオンにこだわる。彼のモットーは「環境に配慮しながら、丁寧な仕事を行うこと」で、ブドウの栽培から醸造まで、環境に配慮しつつひとつひとつの細かい作業を丁寧にこなすことで、美味しいワインが生まれると信じている。また、好奇心旺盛なケヴィンは、将来的にはボジョレーのヴァンナチュールにおいて、まだまだ未開拓のサンタムールやジュリエナでドメーヌのワインを仕込みたいと考えている。

以上輸入元資料より抜粋


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重鎮


ボージョレ キュヴェ・ケケ[2014]

ケヴィンのジェネリックワインで、キュヴェ名はケヴィンの愛称「KeKe(ケケ)」から取っています。標高120mと彼の所有する畑の中で一番低く、ブドウの熟しも早いのが特徴。(モルゴンと比べて収穫時期に約2週間の差がある)。ワインはほんのりクリスピーで果実味がとても豊か。アルコール度数は11.5%と高くはないですが、ACボジョレーにしてはボディにメリハリがありストラクチャーがしっかりしています。
750ml
    税込2592円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ボージョレ地区
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:11,5%
ブドウ品種 :ガメイ100%
平均樹齢 :40年
平均年間生産量 : 本



モルゴン[2014]

モルゴンは通常、他のクリュボジョレーと比べて骨格のある力強いワインというイメージがありますが、ケヴィンの畑は標高が450mとコルスレットの丘の最も高い場所にあり、彼曰く「モルゴンの中でも比較的酸のしっかりとある、エレガントなワインが出来あがる」とのこと。ワインはスマートで輪郭があり、余韻に引き締る酸とミネラルが残ります。ちなみに輸入元がレストランでケヴィンと一緒にマグレ・ド・カナールとこのモルゴンを合わせてみたところ、肉から滲み出るジューシーな血の旨味にワインのミネラルがうまく溶け合い、何とも言えない美味しさだったそうです。
750ml
    税込3080円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ボージョレ地区
味のタイプ :赤・フルボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :ガメイ100%
平均樹齢 :50年
平均年間生産量 : 本



モルゴン V.V.[2013]

ケヴィンのワンランク上のモルゴン。ヴィエーユ・ヴィーニュの畑は、ACモルゴンよりもさらに50m標高が高く、南向きの斜面にあり、樹齢は優に70年を超えています。醸造の違いとして、ACモルゴンがセメントタンクで熟成させているのに対し、ヴィエーユ・ヴィーニュは二年目の樽で熟成。瓶詰めしたばかりの時は、樽の香りが少しきつくワインに硬さがあったそうですが、瓶詰から1年を経た今は香りも味わいも程よく調和され、味わいに深みが出始めています。モルゴンの男性的な力強さと洗練された酸とミネラル、余韻にはマセラシオンを終えたばかりのワイン漬けのマールのような甘い風味が長く残ります。開けたては香りがやや閉じ気味なので、カラフすることをおススメ。ちなみに蝋キャップの色は、ケヴィンの一番好きな青色を使用し、清楚でシンプルなエチケットのデザインは、フレデリック・コサールのネゴスからヒントを得ています。
750ml
    税込3520円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ボージョレ地区
味のタイプ :赤・フルボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :ガメイ100%
平均樹齢 :70年
平均年間生産量 : 本