ポール・ジロー
ブランデーといえばフランス産が広く知られていますが、その中でもコニャック地方で生産されるブランデーは特に高い評価を受けています。総面積79,600ヘクタールの土地から生まれるコニャックは、芳香豊かなフランスを代表する蒸留酒として、現在でも老若男女を問わず広い世代に親しまれています。高級ブランデーとして昔から有名な銘柄のほとんどは、ここコニャック地方産のブランデーなのです。
しかし、ワインがそうであるように、コニャック地方も6つの小さな地区に分けられ、ある地区は華やかでフレッシュ、またある地区はエレガントなライトボディというように、各地区で栽培されるブドウには個性があります。その中でも、最高峰として知られるのがグランシャンパーニュ地区。石灰質の土壌で栽培されるブドウは、アロマが凝縮された非常に良質なコニャックを生み、その良さは長期熟成をすることによって完全に開花するのです。
そのグランシャンパーニュ地区に、今では残り僅かな貴重な生産者が住んでいます。その名はポールジロー。ジロー家は400年前からこの地に根ざし、代々農業を営んできました。1800年代の後半からコニャックの生産を始め、現在に至るまで高品質なコニャックを生み出し続けています。
ジロー家のコニャックが貴重なのは、ジロー氏がコニャックに対して抱き続ける「コニャックは自然の賜物」という考えに集約されています。大手メーカーが機械化されているのに対し、彼は全てのブドウを一つ一つ手で摘み、品質を確認します。イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一ようすを確認しながらブドウを自然に発酵させます。また、一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。彼自らが全ての工程を手掛け、膨大な時間と労力をかけながらていねいにコニャックを生産しています。
「私がしていることは特別なことじゃない。代々続いてきたことをやっているだけさ」と彼は語ります。そして「常にコニャックと向き合うこと、自然に従って決して無理はさせないこと。これが一番大切なのさ」とも。
コニャックは、ワインと同じくブドウから作られる農産物の一種です。画一化、量産化された大手ブランドのコニャックではなく、伝統的な製法を頑なに守り続けているジロー氏でなければ作れないコニャックが、ここにあります。華やかで気品のある香り、そして複雑に折り重なる味わい。それはまるで、ジロー家のあるグランシャンパーニュ・ブートビル村のテロワールをそのままボトリングしたようなコニャックなのです。
以上輸入元資料より抜粋
ポール・ジロー スパークリンング・グレープジュース[2023] コニャックの職人的な生産者「ポール・ジロー」氏が、コニャック用の「ユニ・ブラン」種のブドウを搾って、果汁をそのまま無添加で瓶詰めしたスパークリングジュース!元々樹齢の若い樹のブドウを搾って自家用に少量つくっていたもので、ポールジロー・コニャックの原点がここにあります。そのまま飲むも良し、コニャックのチェイサーにするも良し、またコニャックとジュースをお好みでブレンドして自家製ピノ・デ・シャラントなんていうのもオススメです。 ―2023年 ブドウ生育レポート― 2023年ビンテージを語るにあたり、まずは天に感謝しなければなりません。干ばつに見舞われた南仏の他の生産地と異なり、私たちの地域は通常かつ十分な降雨量に恵まれました。 なおも広がる青々としたブドウ畑がこれを物語っています。 開花は良好で、既に美しい房を付けています。 9月20日頃に予定されている今年の収穫には自然と期待が高まります。 陽光をたっぷりと浴びたブドウは、素晴らしい果実のアロマを持つ最高のグレープジュースになることでしょう。 2023年7月2日ポール・ジャン・ジロー 750ml |
ポール・ジロー VSOP 新鮮なブドウの香りと共にグランシャンパーニュの全ての精神を表現する若々しく力強い味わいのコニャック。 ※輸入元ウィック
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ポール・ジロー 1999 通常コニャックでは、「VSOP」や「XO」などで知られるように、熟成年数やビンテージを表記されることはありません。しかし、今回の商品は傑出した素晴らしいコニャックが生まれた90年代最後のビンテージ1999年のキュヴェを単一で熟成させたスペシャルボトルです。 ※輸入元ウィック
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ポール・ジロー 25年 25年表記ですが、40年以上の古酒もブレンドされているため、力強くも繊細な味わいがまるで芸術品のような仕上がり。「ポール・ジロー」の自然な味わいの醍醐味を感じるならこちらに決まりです! ※ラベルにExtra Vieux:エクストラ・ビューの表記あり
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ポール・ジロー 15年 グランシャンパーニュのコニャックは年を重ねるほどその良さを発揮すると言われています。こちらは表記こそ15年ですが、実際には20〜25年以上の古酒を中心にブレンドしていて、フレッシュな風味と熟成感のバランスが絶妙な、まさに「古酒の入り口」と言える1本です。
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ポール・ジロー トラディション 最高のコニャック産地グランシャンパーニュ地区に300年以上続く伝統的な生産者で、ブドウの栽培から収穫・蒸留までを全て手作業で行うポール・ジロー氏。こちらはそんなポール・ジローの名刺代わりの1本で、グランシャンパーニュ・ブードビル村のテロワールと伝統的な製法によるポールジローならではの極上の味わいをお手頃価格で楽しめます。
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ポール・ジロー エレガンス フロストボトルに入った「ポール・ジロー」で最もお手頃なキュヴェ。カクテルのベースやアペリティフとしてそのままでも楽しめます。 ※輸入元ウィック
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ポール・ジロー オー・ド・ヴィ サブール・フルイテ コニャック地方最高峰のグラン・シャンパーニュ地区で、300年以上前から続く貴重なコニャック・ブランデーの生産者「ポールジロー」。ブランデーのイメージを覆されたという方も多く、繊細にして優雅、そしてふくよかで気品のある香りと味わいにファンも多い生産者です。毎年、スパークリング・グレープジュースと共に、「生まれたてのコニャック」として心待ちにされている方が多いのがこの「オード・ヴィ」。2年振りのリリースとなった今作は、素晴らしいビンテージと確信され、“Saveurs Fruitees(サブール・フルイテ)”と銘打たれたフルーティな味わいが特徴。樽熟成前のポールジローの蒸留の素晴らしさを実感できる稀少な機会をお見逃しなく!
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ポール・ジロー ビオディナミ リュルティム ワインにおいては既にかなり浸透しているビオディナミ農法ですが、ポールジロー氏も1998年に一度だけビオディナミによる区画のブドウでコニャックを生産しました。ジロー氏にとってビオディナミというのは長年興味を引かれていた農法であり、一部の区画で一時期試験導入し、数年間かけて試行錯誤しました(諸事情から今後ビオディナミによるコニャックの生産を行わない意向です)。そして品質が最高レベルに達したのが1998年のことで、このビンテージのコニャックは2008年と2013年にも販売されました。そして現地に残る最後の3樽をボトリングしたのが2017年。商品名の「リュルティム」とはフランス語で「究極」「最後の」という意味を持っており、ジロー氏のこの作品に対する自信のほどが伺えます。ポールジロー氏曰く「熟成年数が長くなった結果、香りがより強くなりました。興奮させられること間違いなしの味わいです。」とのこと。
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