パンノンハルミ アパーチャーギ ピンツェーセト
パンノンハルマのブドウ畑にかこまれた丘の上に修道院が建っています。996年の創設より 1000年もの間、ぶどうを収穫してワイン作りに力を注いできたベネディクト派修道士たちの住むパンノンハルマ修道院です。現存するハンガリー最古の修道院は今でも学校や修道院として使われており、ブドウ畑のある丘と森も含めて1996年に世界遺産に登録されました。昔から修道士たちが丹精して作るワインはその品質が評価され外国にまで知れ渡っていました。特に評判になったのは「パンノンハルマ・リスリング」こと「オラス
リズリング」です。アーモンドやモクセイのような香りと滑らかな舌触りのこの白ワインは、ハプスブルグ家のマリアテレジア女王にも愛されました。女王はそのしるしに金糸で刺繍されたミサ服を修道院に贈っています。しかしパンノンハルマ・リスリングは、第二次世界大戦後ハンガリーが社会主義体制になると贅沢品としてもう造ることが許されませんでした。フィロキセラの来襲と、2度にわたる世界大戦、その後の共産党独裁政権による修道院のワイナリーと畑の差し押さえにより、修道院のワイン造りはしばらく壊滅的となりました。しかし2000年よりハンガリーの国営銀行の協力で再建。修道院が再び古くからの伝統のワインを復活させようとぶどうの木を植樹。今、やっと実を結び始めたぶどうには修道士たちの期待と誇りが詰まっているのです。栽培面積50ヘクタール。
以上輸入元資料より抜粋
パンノンハルミ オラスリズリング[2012] 標高200mの台地にある畑に植わるオラスリズリング100%で造られる白。植樹は2007年とまだ樹齢は若いですが、ハンガリーで最も成功したブドウ品種の一つでもあるこのオラスリズリングを、全て手摘み収穫で収量を抑えてワインに仕上げています。エレガントでどっしりとした酒質。余韻も長く若木ながら既に土地のミネラルを表現するポテンシャルを持っています。 750ml |
■ 生産地:ハンガリー、パンノンハルマ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :オラスリズリング100%
■ 平均樹齢 :6年
■ 平均年間生産量 :7000本