J.カシュー・エ・フィス


ジャック・カシューの名前が挙がると真っ先に思い浮かぶクリマは、ヴォーヌ・ロマネ1級のラ・クロワ・ラモーであろう。ロマネ・サン・ヴィヴァンに隣接する0.6ヘクタールのこのクリマはカシュー家のモノポールというわけではない。ほかにも2軒のドメーヌが所有するが、カシューを代表するクリマとしてよく知られている。もともとサン・ヴィヴァン修道院の畑として、今日のロマネ・サン・ヴィヴァンに含まれていた区画であり、80年代半ばにはジャック・カシューが特級昇格をINAOに申請した経緯がある。ラベルに見える十字架(クロワ)はこのクリマの石垣上にあり、ヴォーヌ・ロマネにある5つの十字架のなかでも一番古いものだという。
94年にジャックは引退し、現在、ドメーヌの当主は息子のパトリスが務める。眼鏡をかけた長身の彼は高校教師のような風貌で真面目一徹。クリマの特徴や樹齢などこと細かに記憶しており、それをわかりやすく説明する。カシューが所有する畑の面積は合計6.7ha。ほとんどがヴォーヌ・ロマネだが、ニュイ・サン・ジョルジュとシャンボール・ミュジニーにも小さな区画をもつ。村名ヴォーヌ・ロマネはクリマごとに醸造し、5つの銘柄に分かれる。それぞれが異なる個性をもっており興味深い。
ブドウ栽培はリュット・レゾネ。ブドウは完全に除梗し、ステンレスタンクを用いて醸造する。11?15度の温度で1週間の低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。その後、17ヶ月の樽熟成を施す。新樽率は村名で3分の1、一級以上は100%と高めだが、パトリスの造るワインは全体に果実の凝縮度が高いため、新樽を受け止めるには十分だ。リッチな果実味を主体とするモダンな造りだが、各クリマの特徴を見事に引き出し、バランスはとてもよい。またベーシックなブルゴーニュやブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイでもたっぷりとした味わいがし、高い満足度を得られる。
2012年からパトリスの息子、シャルルがドメーヌに参画。これから少しづつブドウ栽培とワイン醸造が父によって叩き込まれていくことだろう。


以上輸入元資料より抜粋


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ニュイ・サン・ジョルジュ オー・バ・ド・コンブ[2015]

最もヴォーヌ寄りにあり、ヴォーヌ・ロマネ1級レ・ショームに隣接、ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブードの下に位置する村名畑。ニュイ・サン・ジョルジュとしては女性的なクリマであり、瑞々しい果実味としなやかな喉越しのワインを生み出す。
―以下リアルワインガイド59号より抜粋―
明らかにSO2を減らしている、もしくはほとんど使用していないかも、のナチュラルな香り。変われば変わるもんだ。ともかく新旧が混じり合った、今しか味わえないワインであり、それがまたとても魅力的。このワインは「旧」の濃いめの濃度を持ち、「新」の柔らかくてナチュラルな味がある。そしてうま味もたっぷり。メチャいい。(今飲んで91 ポテンシャル92)
750ml
   特価ワイン 税込6380円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・フルボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :28年
平均年間生産量 :2400〜2700本



ブルゴーニュ・アリゴテ グレピニー・ポンセ[2018]

アリゴテながら収量を抑え、樽熟成を施すことで複雑さと厚みが加わっています。カリン、シトラス、アカシアの花のアロマが特徴的。年産400〜600本と少ないが、一度試してみる価値ありです。
―以下リアルワインガイド59号より抜粋―
このワイン初めて試飲するけど、とてもきれいでいい香りだ。柔らかいし。口に含むと正にアリゴテという強めの酸。15年の他の生産者のアリゴテは、ヴィンテージの恩恵を受けて酸度が低いものが多いが、カシューはアリゴテしている。そして適切な果実味。酸っぱいけど美味しい。(今飲んで87 ポテンシャル87)※掲載ヴィンテージは2015
750ml
  特価ワイン  税込1760円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :アリゴテ100%
平均樹齢 :50年
平均年間生産量 :400〜600本



飲み頃バッグヴィンテージ!
オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ ベック・ア・ヴァン[2014]

標高が高く涼しい気候のオート・コート・ド・ニュイのワインは、タイトなボディが持ち味。ラズベリーやチェリーなどフレッシュな赤い果実の風味に、ビシッとミネラルが背骨を作る。タンニンはキメ細かでしなやかな喉越し。
―以下リアルワインガイド55号より抜粋―
これもきれいな香り。マジに14年はいい。複雑性もしっかりあって、ともかく柔らかい。カシューのエレガンス(そんなのあったっけ?)バッチリだ。口に含むとオート・コートらしい酸が心地良く、今は少しだけ果実が硬いので味がややバラけているがすぐに調和する。そうなるとクラスを超えた美味しさとパフォーマンスを発揮してしっかり美味しく楽しめる。相変わらずいいぞ。なお、このワインも値下がりだ!(今飲んで87+ ポテンシャル88)
750ml  特価ワイン  税込2695円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :35年
平均年間生産量 :
3700〜4200本



オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ ベック・ア・ヴァン[2015]

標高が高く涼しい気候のオート・コート・ド・ニュイのワインは、タイトなボディが持ち味。ラズベリーやチェリーなどフレッシュな赤い果実の風味に、ビシッとミネラルが背骨を作る。タンニンはキメ細かでしなやかな喉越し。
―以下リアルワインガイド59号より抜粋―
なんと!ナチュラルな香りがする。このワインで。いや、ジャック・カシューで初めての経験だ!そして柔らかい。口に含むとこれはヘタすりゃナチュラルワインと言えるかも位のナチュラルな味、SO2の少ない味。よってピュアで、フレッシュで、柔らかくて、優しくて、おおよそこれまでのジャック・カシュー味・スタイルではない。父親パトリスは完全に息子さんのシャルル・カシューに牛耳られたのだった。とても良いワイン。(今飲んで88+ ポテンシャル89)
750ml
  特価ワイン  税込3080円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :35年
平均年間生産量 :
3700〜4200本



パトリス・カシュー ブルゴーニュ・ルージュ レ・ティエ[2014]

親戚から借りている畑で、ネゴスのパトリス・カシュー名義です。
750ml
    税込2160円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :
平均年間生産量 :



「RWGが本気で選ぶブルゴーニュ銘酒35本」!
ブルゴーニュ・ルージュ レ・シャン・ダルジャン[2014]

単なるブルゴーニュ・ルージュながら、ヴォーヌ・ロマネ村のブドウはやはり違う。十分な樹齢と低い収量により、果実味の凝縮感が強く感じられ、上品な口当たり。
750ml
    税込2592円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :45年
平均年間生産量 :2500本



エシェゾー[2008]

※ジャパンインポートシステム輸入
―以下リアルワインガイド31号より抜粋―
さあフラッグシップの銘酒エシェゾーだ。まず、香りの単語を列挙したくなるほど様々な香りがグラスのあちこちから湧き上ってくる。ともかく黒果実、スパイス、大地の複雑で深遠な素晴らしい香り。味もまた素晴らしい。焦点がビシッと定まり、奥行きがあり、ともかく深い。濃いめの液体だが全くうっとーしくなく、逆にエレガンス全盛時代へのカウンターカルチャーとなるワインだ。お見事。(今飲んで91+ ポテンシャル93)
750ml
    税込8820円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・フルボディ
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :
平均年間生産量 :



ヴォーヌ・ロマネ レ・シャランダン[2005]

―以下リアルワインガイド20号より抜粋―
初リリースだった(らしい)04は、質の良さとエレガントさを持ちながら、突出した酸と渋みのせいでちょっと残念な評価(87+)に落ち着いた。しかし、どことなく見捨てられない雰囲気を放っていて、だからこそ「05に期待したい」とレヴューを締めくくったのだが、いやぁ、見事に花開いてくれました。力強さは底に秘め、温かくホッとできる果実味が優しく広がる。粒子の一つ一つがしっかりとしていて目も詰まっているが、威圧感はない。艶やかで味わい深て目が離せない、見事な村名。(今飲んで90 ポテンシャル92)
750ml
    税込6200円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・フルボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :
平均年間生産量 :



ヴォーヌ・ロマネ[2000]


750ml   税込4800円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・フルボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :
平均年間生産量 :