グロ・フレール・エ・スール
当主、ベルナール・グロ氏
グロ家の歴史はニュイ・サン・ジョルジュの町から2キロほど離れた「ショー」という小さな村で1804年に生まれたアルフォンス・グロから始まりました。
それからこのドメーヌの名声を今日のように高めたのは、ルイ・グロから畑を分割相続し、1963年に独立した、ジャン・グロでした。彼はとても独創的・革新的な人柄で、畑の拡張や機械化の促進など、様々な革新を試み、醸造方法の開発に貢献した人でした。
このジャン氏は1995年ヴィンテージの収穫後に引退し、3人の子供たち(ミッシェル、ベルナール、アンヌ・フランソワーズ)に畑を分配しました。
ジャン・グロの次男として生まれベルナール・グロ氏は子供のいなかった叔父・叔母のドメーヌである「ドメーヌ・グロF&S」を1980年より引き継ぎました。
好奇心旺盛で、品質のさらなる向上の為に先進機器を用いた醸造技術の導入に力を注いでいます。現在、ブルゴーニュで7軒ほどしか所有していないという果汁濃縮器を兄ミッシェルと共同所有。全体の生産量が5〜10%減少するものの、天候に恵まれないヴィンテージでも常に安定した品質を維持することが可能になりました。現在所有する畑は3つのグラン・クリュを含め20.21ha。
ベルナールの造るワインは兄ミッシェルのエレガントさ重視とは対照的に、とても生き生きとして力強く、パワーを感じるワインに仕上がっています。
以上輸入元資料より抜粋
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュ・ルージュ[2010] ―以下リアルワインガイド39号より抜粋― ACブルをより緻密にした香り。品の良い、そしてふっくらとした赤黒果実と大地香が気持ち良く香る。口に含むと甘く、酸度も適切にあり、ちょっとしたミネラルも感じて味わいバランスがとても良い。液体にはスキは全くなく、目がよく詰まって飲み心地もいい。とても良く出来ている。(今飲んで87+ ポテンシャル88) 750ml 特価ワイン |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,7%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本
ブルゴーニュ・ルージュ[2009] ―以下リアルワインガイド35号より抜粋― なかなかきれいで品の良い、かつ目が美しく詰まっているいい香り。味は09年的に甘く、09年的に酸度が低く、正に09年的な味わい。よってACブルとしては果実味が豊かで、酸っぱさの微塵もない美味しさ。試飲前にグロ・フレールは「09年的なワインになっているのでは?」と思っていたが、正にその通りのスタイルと品質だ。素直に美味しい。(今飲んで87 ポテンシャル87) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,9%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本
ヴォーヌ・ロマネ1er[2006] ―以下リアルワインガイド23号より抜粋― エシェゾーの若樹から。グロ・フレールのこれまでの造りの残像があるかのような木の香りが少し。そして黒っぽいイメージのツヤのある香り。甘く、享楽的な味わいで。少々のトロみとともに多くの飲み手を弛緩させるスタイル。と言っても新樽濃厚系ではサラサラなく、しなやかな液体で純粋に美味しい。そう、06年のグロ・フレールは「しなやか」という単語が似合う。早くから飲める。(今飲んで89+ ポテンシャル90+) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,4%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :4000本
エシェゾー[2006] ―以下リアルワインガイド23号より抜粋― 果実がよく熟した甘くて黒い香りは少し黒糖チック。将来複雑な香りになるのは間違いないが、今は果実中心の比較的シンプルなもの。味は甘く、深みがあり、少しクリーミーでしなやか。そして、味の乗りと複雑性が前銘柄よりかなり良い。決して濃厚ではないがやや濃いめの液体は、現在タンニンがやや立つ。それにしてもかなりジューシーだ。(今飲んで90+ ポテンシャル91+) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,3%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :3600本
リシュブール[2006] 1800年頃から続く「グロ家」の次男ベルナール・グロ氏が66アール所有する畑。凝縮した果実味と柔らかさを兼ね備える銘品で、年間3000本しかつくられない希少なグラン・クリュ。 ―以下リアルワインガイド23号より抜粋― 黒くて濃密な甘い香り。現段階では初期的で複雑性は少ないが、いずれ魅惑の香りになるだろう。ただ、良いワインの多くは最初から複雑な香りがあるが、このワインはその例に当てはまらない少数派なんだろう。そして口に含むと確かに複雑性がある。しかしそう凄いものではない。味は甘く、力強く、けどリシュブールとしてはどこか一本調子で、しかしこの純粋に美しく感じるこの濃いめの濃度と甘美さには文句は言えない。もう一息。いやふた息の複雑性が伴えば、凄いワインになる。(93点) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,6%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :3000本