ドメーヌ・フーリエ

ﾌｰﾘｴ

本拠地　　：　ジュヴレイ・シャンベルタン村
代表者　　：　ジャン＝マリー・フーリエ
生産量　　：　約50,000本
所有畑　　：　計9ha
グリオット・シャンベルタン　0.6ha　樹齢74年
ジュヴレイ・シャンベルタン　クロ・サン・ジャック　0.89ha　樹齢92年
他、ジュヴレイ・シャンベルタン村、モレ・サン・ドニ村、シャンボール・ミュジニ村などに所有。

＜ワイナリーの歴史＞
　現在の当主は71年生まれの若き情熱家ジャン=マリー・フーリエ氏。5代目にあたります。3代目がピジャージュ中に事故死したあと、4代目のジャン=クロード氏は67年、14歳の若さで大叔父フェルナン=ペルノ氏の手助けのもとワイン造りを始めました。当時のドメーヌ名はペルノ=フーリエ。81年にペルノ氏が死去し、ドメーヌは「ジャン＝クロード・フーリエ」と改称。ジャン=クロード氏は「醸造するには早いうちからたくさん経験を積むのがいい」と、94年に50歳の若さで引退し、息子のジャン=マリー氏が当主となった今は「ドメーヌ・フーリエ」という看板を掲げています。

＜特　徴＞
　23歳までに学校、アンリ・ジャイエ、父、ドメーヌ・ドルーアン(米国)と、ワイン造りを学びましたが「その誰の真似でもない、自分だけのワイン造り、哲学がある」とこだわりを持っています。テロワールと高貴な葡萄品種ピノ・ノワールの純正さを表現することに努め、自ら「テロワリスト」（テロワール至上主義者の造語）と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好みません。高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀を再現を目指しています。

＜ワイン造り＞
　リュット・レゾネで栽培され、霜や雹の被害にあわないときでやっと40hl/haに達するという低収量を守っています。選果台を使用せず樹上での選別に力を入れ、100%除梗し半分だけ破砕しています。人工的な低温浸漬はせず、朝の収穫時の温度で浸漬され、自然に任せて醗酵。空圧式プレス機で圧搾し、24時間静置してデブルバージュ。新樽比率は、グラン・クリュでも村名でも、20%しか使用しません。18ヶ月の熟成中、澱引きは行われず、清澄もフィルターも一切行われていません。

―以上輸入元資料より抜粋―

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ｼﾞｭｳﾞﾚ･ｼｬﾝﾍﾞﾙﾀﾝ　VV[2011]

―以下リアルワインガイド43号より抜粋―
スミレが香るジュヴレらしさがありながら、もうともかくフーリエ香。ナチュラルで、ピュアで、フレッシュで、透明感と洗練性がある、とことんいい香り。もちろん大地香とミネラルもたっぷり。口に含むとあの偉大だった10年に勝るとも劣らない味つきの良さ、そしてうま味の多さ。大きくて重いワインの対極にある美しいワインだが、その味の複雑性は完全に良く出来た1erクラスのもの。せめてこのワインだけでもいいから個人的にゲットしたい。(今飲んで91　ポテンシャル92)
７５０ｍｌ　　　~~税込７５６０円~~

■ 生産地：フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ：赤・フルボディ
■ アルコール度：１３％
■ ブドウ品種：ピノ・ノワール１００％
■ 平均樹齢：年
■ 平均年間生産量：本

ｼﾞｭｳﾞﾚ･ｼｬﾝﾍﾞﾙﾀﾝ　VV[2008]

―以下リアルワインガイド31号より抜粋―
ナチュラリスト、ジャン･マリー・フーリエの造りたかったワインがここにあるといったカンジの見事に自然なブドウと大地の香り。味は極めてエレガントで、それでいてうま味にあふれ、きれいで複雑な果実味と大地の風味にあふれている。このクラスからしてこれだけ充実している。ハッキリ言って1erクラスの品質だ。ともかくフーリエ未体験の方はこのワインあたりを是非！(今飲んで89+　ポテンシャル90+)
７５０ｍｌ　　　~~税込５８８０円~~

ﾌﾞﾙｺﾞｰﾆｭ･ﾙｰｼﾞｭ[2007]

―以下リアルワインガイド25号より抜粋―
素晴らしくて偉大なACブル。極めてナチュラルな赤黒果実、そして梅がよく香ってほとんど自然派ワインといえるもの。味わいもナチュラル、と同時にクラスを圧倒した素晴らしい味わい。村名、いや07年なら1erクラスといっても差し支えないほどの密度感と複雑性。このワインが素晴らしい07年フーリエの試飲の幕開けとなった。(今飲んで89　ポテンシャル90)
７５０ｍｌ　　　~~税込３２００円~~

■ 生産地：フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ：赤・ミディアムボディ
■ アルコール度：１２，５％
■ ブドウ品種：ピノ・ノワール１００％
■ 平均樹齢：年
■ 平均年間生産量：本

ｼﾞｭｳﾞﾚ･ｼｬﾝﾍﾞﾙﾀﾝ1er　ｸﾛ･ｻﾝ･ｼﾞｬｯｸVV[2007]

―以下リアルワインガイド27号より抜粋―
やはりこれも今は少し還元的。しかしもう当然のようにその還元香を押しのけて純粋な果実、複雑な大地香、そしてミネラルが香ってくる。液体はもうとんでもないうま味に満ち、ひと口飲むだけでこのワインが途方もないクオリティを持っていることを誰もが理解すると思う。エレガントで優しいパワーを持ち、エキス分に満ちた見事なナチュラルワインだ。(今飲んで93　ポテンシャル94+)
７５０ｍｌ　　　~~税込１６８００円~~

■ 生産地：フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ：赤・フルボディ
■ アルコール度：１３，５％
■ ブドウ品種：ピノ・ノワール１００％
■ 平均樹齢：年
■ 平均年間生産量：本

ｼｬﾝﾎﾞﾙ･ﾐｭｼﾞﾆｰ1er　ﾚ･ｸﾞﾘｭｱﾝｼｴｰﾙVV[2007]

―以下リアルワインガイド27号より抜粋―
香りはやや還元的。その背後には膨大な果実とミネラルが潜んでいる。液体はミネラルまみれで、あくまでもピュアなパワーに満ちている。また、今は全体に良い意味でくぐもった印象があり、これはいずれどんどんクリアになっていくだろう。味のグリップ、拡がり、緻密さなど、1erワインとして申し分なく、長い熟成をすること必至。(今飲んで91　ポテンシャル92)
７５０ｍｌ　　　~~税込８４００円~~

ｳﾞｰｼﾞｮ1er　ﾚ･ﾌﾟﾃｨ･ｳﾞｰｼﾞｮVV[2007]

―以下リアルワインガイド27号より抜粋―
これも今は少し還元的でスパイス香が全体を支配している。しかし、この複雑性と美しい目の詰まり感は痛いほどよく分かる。口に含むとこのナチュラル感とうま味感、そして集中間に舌が喜びまくる。このワインも今はくぐもっており、時間を経て変化する様が想像できる。しかし、このエレガントなパワーは一体どこからやってくるのだろう。おそらくミネラルだり、純粋な果実であり、フーリエの不断の努力からだろう。(今飲んで91+　ポテンシャル92+)
７５０ｍｌ　　　~~税込８４００円~~

ｼﾞｭｳﾞﾚ･ｼｬﾝﾍﾞﾙﾀﾝ1er　ｼｪﾙﾎﾞｰﾄﾞ[2006]

―以下リアルワインガイド23号より抜粋―
これも見事な自然派香。きのこが一杯だ。そして徹底的に澄んで美しい味がくっきりとし、グリップがあり、うま味も多い。06年フーリエは得点には表現しにくい魅力があるが、ともかくよく出来た1erワインだ。ひたすらジューシーで酸がしっかりあり、果実も豊か、そして立派な大地の風味がある。この年のワインは今まで以上の自然派ワイン。ジュヴシャンのビゾーだ。(今飲んで90　ポテンシャル91)
７５０ｍｌ　　　~~税込１１７２０円~~