ドメーヌ・サン・タンドレ ロランジュリ[2005] モンペリエから南西に38km、地中海を見下ろすメーズ村に200年以上続く歴史的なドメーヌ「サン・タンドレ」。2002年にティエリーとイネスのエベール夫妻によって購入されて以来、ワインの品質を大きく高めてきました。 南仏地方の風土とワインの熱烈な愛好家だった彼らは、即座に最新式の醸造設備を導入したのと並行して、サスティナブル農業(≒リュット・レゾネ栽培)によるワイン造りのプロフェッショナルとして知られたセバスチャン・ビュレットを招聘し、さらにボルドーや南仏、ローヌで誠実な醸造コンサルティングを行っているジャック・エスピュナに依頼をして、栽培・醸造両面における刷新を行いました。「南仏だからといって、過剰に重く濃いワインは好きではありません。バランスが良く飲み飽きない、「ヴァン・ド・プレジール」(料理と一緒に美味しく楽しく飲めるワイン)であるべきだと思いますが、実はこれが一番難しいのです」。「ここは夜になると海風が吹き込んできて涼しくなりますので、ぶどうの繊細な香り成分を損なわないよう、収穫はすべて夜間に行っています」(以上、ティエリー・エベール)。「ロランジュリ」は「オレンジ温室」の意味で、文字通り、このドメーヌにある可愛らしいオレンジ温室にちなんで命名されました。 2005年ヴィンテージはあまりにも素晴らしい年だったので、完成したワインの一部をすぐには販売せずに、ドメーヌのカーヴで貯蔵しておいたものです。時間の経過とともにまろやかに熟成してゆく過程を彼自身大いに楽しみながら、レストラン等に大切に販売されています。 750ml |
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■ 生産地:フランス、ラングドック&ルーション地方
■ 味のタイプ : 赤・フルボディ
■ アルコール度: 13,5%
■ ブドウ品種 : カベルネ・フラン50%、メルロー50%
■ 平均樹齢 :15年
■ 平均年間生産量 : 本