ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
マニュエルとヴァンサンは2000年にドメーヌ・グロージュで一緒に働いた後、2004年エマニュエルはドメーヌ・デファンの栽培醸造責任者、ヴァンサンはDRCとデュジャックが立ち上げたドメーヌ・トリエンヌの栽培醸造責任者の経験を経て2009年アルデッシュに自らのドメーヌを起ち上げる。気候は地中海性気候で夏は暑く乾燥しやすいが、大陸性の気候や山間のミクロクリマも左右し、年間を通じて適度な雨も降る。また、昼と夜の寒暖の差が激しくブドウの成熟に適している。
以上輸入元資料より抜粋
VdF ヴァン・ニュ・ルージュ[2023] ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2023年は清涼感のある玄武岩のリュサス地区、そして骨格のある石灰質のモンフルーリー地区のグルナッシュを混醸。太陽と雨に恵まれた年で、谷間にあるリュサスは湿気によりミルデューが繁殖、反対に丘の上にあるモンフルーリーは日照りにより一部ブドウ焼けの被害に遭いましたが、総じて収穫したブドウは健全でした。全てのブドウを除梗し、ミルデューなどにより傷んだブドウは直接プレスしてジュースのみ使用。出来上がったワインは、アルコール度数13%といつもよりもボリューム豊かだが、酒質はとてもチャーミングで果実味もジューシー。タンニンも繊細で喉ごしも良く、まさに飲みごたえのあるヴァン・ド・ソワフ。少しスパイシーさもあるので、バーベキューなどシンプルに焼いた肉料理と相性が良さそうです。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3498円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ100%
■ 平均樹齢 :26〜56年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ラ・ルブール[2023] コンセプトは「メルロー主体の飲みやすいアッサンブラージュの赤」で、ワイン名は収穫が終わった後に催される宴、いわば「収穫祭」の意味(フランスでは収穫祭の呼び名が色々と各地で異なり、アルデッシュ地方では「La Reboule」と呼ばれます)。なので「ジャ・ジャ」がリリースされる前はプリムールと言えばこの「ラ・ルブール」でした。マニュ曰く「ボルドーにはないアルデッシュならではのシルキーかつジューシーなヴァン・ド・ソワフを目指している」とのことで、毎年味わいを安定させるためにメルロー以外のアッサンブラージュが重要となってきます。2023年はメルローが55hL/haと収量に恵まれ、ブドウ焼けで傷んだサンソーとシラーを直接プレスしてブレンド(25%)。マニュエル曰く「収穫した当初メルローの潜在アルコール度数が12.5%と低くブドウの完熟が心配だったが、最終的にワインの味わいに未熟な青さもなく、酸と凝縮味のあるパーフェクトなタイミングでブドウを取り入れることができた」とのこと。出来上がったワインは、メルローの風味がありながらコクのある凝縮味に角がなく、ジューシーで球体のような柔らかい果実味が最高!ワイン名の通り、みんなで食事中に軽く1本空けたくなるような、オールマイティーなワインです。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― 二千円台前半のナチュラルなヴァン・ド・ソワフだよね。なら良んじゃない。テイスティング中は価格がわからないからね。高かったらいらんがリーズナブルなら欲しい・・・と言う判断だね。シラー風な感覚だったけどカベルネ、メルロ、グルナッシュ。黒胡椒、透明・白色の軽めのミネラリティ、軽快で甘くなくパレットはやや角があるけどボディは時間が経っても崩れそうにないほどしっかりしてる。揮発酸もなくてピュアでいいね。(今飲んで88+ ポテンシャル89+)※掲載ヴィンテージは2014年 750ml 税込3355円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :メルロー75%、シラー15%、サンソー10%
■ 平均樹齢 :36年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ジグ・ザグ[2023] ワイン名はZig-Zag(紆余曲折)で、当初一番ワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられました。2023年は降雨量に恵まれたと同時にブドウ焼けするほどの猛暑が混在するような年で、マニュエル曰く「収穫したブドウは酸とアントシアニンが多く、偶然ではあるが正にワイン名ジグ・ザグのようなメリハリの効いた奥行きのあるグランヴァンに仕上がった」とのこと。出来上がったワインは芳醇かつコクのある果実味がスマートで、シラーを主体とした味わいがきれいに整っています。ブラインドだとローヌのサンジョゼフやコルナスを彷彿させるようなフィネスもあり、酒質の柔らかさの中に上品な骨格のあるスタイ ルは正にドゥーテールの真骨頂と言えます。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3993円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シラー60%、グルナッシュ40%
■ 平均樹齢 :29〜52年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ヴァン・ニュ・ブラン[2023] ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2023年は近年のアルデッシュには珍しく、日照量と降雨量のバランスが良く収量にも恵まれた、生産者にとっての当たり年。マニュエル曰く「2023年はまだ温暖化の影響を受けていない20年前のアルデッシュの白を彷彿させるシンプルで清涼感のある味わいに仕上がった」とのこと。前年は猛暑と日照りによりシャルドネとユニ・ブランの成熟がほぼ同じタイミングだったのに対し、2023年は雨の影響もあり収穫日に3週間以上の差が出て、発酵も苦労なく教科書のようにスムーズに終えました。出来上がったワインはフレッシュ&フルーティーで、ハーブのような苦みが心地よい爽やかな味わいに仕上がっています。SO2無添加でこれだけのきれいなワインを造り上げれば、ナチュラルワイン好きにはもちろん、幅広く評価されること間違いなし! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3498円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シャルドネ90%、ユニ・ブラン10%
■ 平均樹齢 :26〜50年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ラドレ[2023] ワイン名は「南向きの日の当たる斜面」という意味があり、その名の通り標高400mの丘陵の南向き斜面にある畑に植えられたヴィオニエ100%で造るワイン。2023年はブドウが早熟の年で、特にラドレは南向きの畑でブドウの完熟が早い為、酸が落ちる前に早めの収穫を行ないました。醸造はフレッシュさを残すために樽は使用せず、100%ステンレスタンクで仕込みました。出来上がったワインはフレッシュ&フルーティーで、アプリコットやヨーグルトなどヴィオニエのアロマの特徴が良く出ています。また、分析もSO2無添加、ノンフィルターにも係わらずクラシックなワイン以上に欠点のないクリアさ!味わいも上品かつ清涼感があり、気持ち早めに収穫しブドウに酸を残したマニュエル&ヴァンサンのセンスの良さが光ります! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :ヴィオニエ100%
■ 平均樹齢 :13〜28年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ジャジャ[2023] 例年メルローをベースに、その年最も収量の多いブドウをアッサンブラージュし、プリムールに仕立てたのが「ジャ・ジャ(安物のワインという意味)」ですが、2023年はブドウの熟しがまちまちだった為、今回はミルデューやブドウ焼けの被害、また未熟なブドウは全て収穫後直接プレスし、そのジュースに全房のメルローを漬け込みアンフュージョンで仕込みました。出来上がったワインは、前年よりも直接プレスの比率が多い分、さらに瑞々しくフルーティーさが増しています。ピクニックやバーベキューのシーンに、白ワインと一緒にキンキンに冷やしても飲めるような肩ひじの張らない究極のヴァン・ド・ソワフ! 750ml 税込2882円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :メルロー25%、シラー25%、サンソー20%、グルナッシュ20%、カリニャン10%
■ 平均樹齢 :4〜42年
■ 平均年間生産量 :本
VdF シレーヌ[2022] ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神「デュオニュソス」の従者で酔っぱらいの「シレーノス」から名付けられました。2022年は、そんな「シレーノス」が好きそうな濃厚なワインに仕上がっています。この年はブドウが超早熟で、メルローの収穫が8月終わりとドメーヌ史上一番早かったのにもかかわらず、ブドウの潜在アルコール度数は14.5%を超えていました。雨は6月の雹を除き5月からほとんど降らず畑は極度の乾燥状態にあり、唯一ラストチャンスとして8月終わりに予報されていた雨に期待しましたが結局降ることはなし。収穫したブドウは全て除梗し、選果テーブルを使い雹に当たったブドウ、乾燥して干乾びたブドウなど、粒単位で厳格な選果。出来上がったワインは、いつもよりもリッチで果実味が凝縮された太陽を感じる重厚な味わいに仕上がっています。マニュエル曰く「今飲むのであればガッツリお肉と、そうでなければ最低5年はセラーで寝かせてから飲んでほしいワイン」とのこと。実際、彼らにはドメーヌを立ち上げた2009年にも同じようにワインが超濃厚に仕上がった経験があり、そのボリュームあるワインが5年の瓶熟成を経てどんどんフィネスあるエレガントなワインに進化していった成功体験があります。彼曰く「あれからブドウの木も10年以上成長している。ブドウの持つポテンシャルは立ち上げ当時の2009年と比較にならない」と太鼓判を押しますす。ちなみに、彼らも熟成経過を見るため自分たちの個人消費用に120本ほどストックしているそうです。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :メルロー100%
■ 平均樹齢 :42年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ブリック・ア・ブラック[2022] ワイン名は「雑多な骨董品」という意味があり、以前に初リリースしたワインの味が不安定だったことからこの名前を付けました。最初のリリースから12年経った今は、シラーの牙城であるローヌの名だたるアペラシオンを軽く凌駕するような洗練されたワインに進化。2022年は、かつてないほどブドウが早熟の年。醸造は順調で、発酵に勢いがあり、ボラティルの問題もなくまるで教科書のお手本となるように終わらせることができました。出来上がったワインは、完熟した果実味と骨格のあるボディーとのハーモニーが絶妙な上品に洗練された味わいに仕上がっています。お世辞抜きで、ブラインドだとサンジョセフやコルナス、エルミタージュを彷彿させます。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :シラー100%
■ 平均樹齢 :46年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ラ・クロワゼ[2022] ワイン名は「交差点」という意味があり、畑がちょうどMirabel地区とLussas地区の交わるところにあることから名付けられた、良い年にしか造られないトップキュヴェ。2022年はブドウが早熟で、収穫日が9月上旬と例年よりも2週間以上早かったにもかかわらず、ブドウの潜在アルコール度数は15%近くまでありました。一方で日照りにより途中成熟にブレーキがかかったことで、ブドウに酸がしっかりと残りました。醸造はワインが重たくなり過ぎないよう、マセラシオン中はルモンタージュもピジャージュも一切行わず、極力醸しのブドウに触れずに抽出を最小限に抑えました。出来上がったワインは、抽出を抑えた効果もあり、アルコール度数14.5%のワインと思えないほど果実味が明るく、エレガントでフィネスある味わいに仕上がっています。「ブリック・ア・ブラック」がローヌの「コルナス」だとしたら、「ラ・クロワゼ」はブラインドだと上品な「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」を彷彿させるような色気があります。マニュエル曰く「すぐ開けるのが惜しいくらいワインにポテンシャルがあるので、できれば最低5年は寝かせてほしい」とのこと。 750ml 税込4180円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ100%
■ 平均樹齢 :43年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ポラティム[2022] ワイン名はラテン語で「徐々に、少しずつ」という意味があり、ファーストヴィンテージの発酵期間が18ヶ月と非常にゆっくりだったことと、このワインのシャルドネを売っていたルイ・ラトゥール社との販売契約終了の際に長い交渉時間を要したことが掛けられています。2022年は歴史的とも言える日照りの年で、ブドウもかつてないほど早熟。8月上旬の時点で既にブドウの潜在アルコール度数が14%を超えるほど乾燥していました。結果ワインのアルコール度数は14.5%、さらに日照りにより酸がブロックされ、発酵のスタッグによりボラティルが上がり4g/Lの糖が残るなど醸造の初期は苦労が重なり、先が見えない状況にも直面しました。しかし、ブドウのポテンシャルを信じ、いざ最後まで醸造を貫徹したところ、思わぬ化学反応が起ったのか、最終的に奇跡とも言えるような味わいのバランスが絶妙なワインに仕上がりました。口に入れた途端に広がるネクターのようなリッチなエキス、それを支える重心の低い酸、石灰質の土壌から来るチョーキーなミネラルが三位一体となり、ブラインドだとまるでブルゴーニュの「ムルソー」を彷彿させます。開けたてに若干還元臭がありますが、すぐに消えるので気になる方はカラフをオススメ。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― 中原めいこの歌がぐるぐる回る!?南国トロピカルフルーツの香りですぐにこの場所からトリップできる白。味わいも熟れたパイナップル、熟したパパイヤに少しミラベルなどなど。辛口なのにアフターの果実味がハチミツのようにふくよかで、それらを心地よい酸味が支えています。更に、熟れた白イチジクの香りとテロワールがあり、冷やしても美味しいし、やや温度を上げても美味。もやもやした濁り具合が、白過ぎない日の万座温泉のようでそそる色合いです。(今飲んで89+ ポテンシャル90)※掲載ヴィンテージは2013年 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :54年
■ 平均年間生産量 :本
VdF リーパイユ[2022] ワイン名は「贅沢な食事」という意味があり、通常のカリニャンとは思えない上品な味わいを奏でることからこの名前が付けられました。1haあるカリニャンの畑のうち0.7haが古樹の区画で、近年樹勢の衰えや木の病気エスカが目立つようになった為、やむなく今年2023年2月に伐根を決意。これによりカリニャンの7割を失った為、結果的に2022年がリーパイユ最後の年となりました。2022年はブドウがかつてないほど早熟の年で、夏の日照りと猛暑により酸がブロックされ、その後収穫直前に降った雨が潜在アルコール度数を下げたことで、収穫したブドウは黒々と色素がありながらもカリニャンとは思えない程の瑞々しさ。醸造はワインにフレッシュさを与えるために若木のブドウは全房のマセラシオン・カルボニック、そして古木のブドウは全て除梗しタンニンの抽出を抑えるためにピジャージュ無し。出来上がったワインは、一瞬ピノノワールと勘違いするほど果実味がチャーミングで酸もしっかり。タンニンは繊細で優しく、口の中でとろけるしなやかなコクが官能的でノックアウト必至。最後に相応しいキラキラしたワイン! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :カリニャン100%
■ 平均樹齢 :7〜65年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ラドレ[2022] ワイン名は「南向きの日の当たる斜面」という意味があり、その名の通り標高400mの丘陵の南向きの斜面にある畑に植えられたヴィオニエ100%で造るワイン。2022年はヴァンサン&マニュエルの自信作。この年は歴史的な日照りの年で若木のヴィオニエはほぼ実を付けず、ブドウは水不足によりレーズンのような極限に近い状態にあったものの、収穫前の雨により辛うじて果汁を蓄えました。醸造はとても順調で教科書のように欠点なく発酵を終え、出来上がったワインはヴィオニエのふくよかなボリュームと口の中を満たす骨太な骨格があり、力強いエネルギーが感じられます。エマニュエル曰く「発酵が終わった当初は、味わいがフラットで、アルコールのボリュームだけが目立っていた。それが熟成を経るにつれ複雑味が増し、今は力強さとストラクチャーをしっかりと感じるメリハリの効いたワインに変化した」とのこと。この重厚な味わいは、当たり年のコンドリューに匹敵する位のポテンシャルの高さ! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ヴィオニエ100%
■ 平均樹齢 :12〜27年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ヴァン・ニュ・ブラン マセラシオン[2015] 2015年が「ヴァン・ニュ マセラシオン」の最後のミレジム。このワインは特にコストパフォーマンスが高く、現地でも引き合いがものすごく強いのですが、そんな貴重な最後のワインを何と日本のみにリリースしてくれました(世界トップクラスのヴァンナチュール市場である日本に、このとっておきのワインを飲んでもらいたいと決めたそう)。当たり年の最後のワインを熟成に耐えるワインに仕上げるためにブドウは全て除梗し、マセラシオンの温度を通常の13℃から15℃に上げ期間も21日と1週間ほど長く漬け込んでいます。ワインは熟した桃、はっさく、キンカン、ジンジャー、キンモクセイの香り、スマートかつスパイ シーで洗練された旨味がたっぷり詰まっていて、紅茶のような優しいタンニンがじわっと余韻を引き締めます。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ・ブラン60%、ユニ・ブラン40%
■ 平均樹齢 :39〜44年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ラ・ピティ ロゼ[2015] ワイン名はロゼ色から、ギリシャ神話に出てくるアポロンの巫女「ピュティア」のイメージが湧き命名。2015年はグルナッシュが黒痘病の被害にあったため、グルナッシュのアッサンブラージュ比率が半分に減り、メルローの比率が高くなっています。今回は残糖が瓶詰時点で7g/Lあり、かつノンフィルター、SO2無添加であることから、再発酵することも考えて王冠キャップにしています。マニュ氏個人としては、そのまま糖が再発酵し泡ができることを期待していますが、現時点では微かにクリスピーでほのかな甘さのあるとてもチャーミングな味わいに収まっています。白桃、マンゴー、サクランボ、梅、マシュマロ、杏仁豆腐の香り、フレッシュかつほのかに甘くまったりとした優しい果実のエキスが繊細なミネラルの苦みを包み込んでいます。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― リンゴやチェリーにハーブの爽やかさを少々。ロゼらしいキシッとした風味もあって香りはフルーティなんだけど、味わいは大地の風味が主体。どことなくマルッとした液体の中からジワジワと味わいが出てくるタイプで、気がつくとけっこうジューシーになっていてビックリだし、もう少し待てば陽気な表情も見せてくれそう。ひたすらナチュラルでピュアなんだけど、それほどナチュラルワイン然とした味わいではないので、苦手な方でも安心してイケちゃいます。(今飲んで87+ ポテンシャル88+)※掲載ヴィンテージは2014年 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :ロゼ・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :メルロー55%、グルナッシュ40%、ミュスカ5%
■ 平均樹齢 :35年
■ 平均年間生産量 :本