フィリップ・ル・アルディ(旧シャトー・ド・サントネイ)
2021年7月1日より、「シャトー・ド・サントネ」はその起源を再認識し、ブルゴーニュ公国の初代公王「フィリップ・ル・アルディ」の名を冠して新たな歴史をスタートさせた。
そのフィリップ・ル・アルディが1395年に発した勅令は、 その後のブルゴーニュにとってたいへん画期的なものとなった。公王はブルゴーニュの畑からガメイを引き抜き、より高貴なピノ・ノワールを植えるよう奨励したのである。
そういった歴史もあり、釉薬瓦の屋根を持つ歴史ある素晴らしいシャトーは、人々から愛着を持って「シャトー・フィリップ・ル・アルディ」と呼ばれるようになった。
コート・ドールとコート・シャロネーズにまたがる98ヘクタールにもおよぶブドウ畑を所有し、ブルゴーニュ地方で最も大きなドメーヌの一つ。
その多様なクリマ(微気候)から、ブルゴーニュ品種の繊細さを反映した独特のスタイルで、味わい豊かなワインが生み出されている。
所有する畑のある17のアペラシオン、ブルゴーニュ、オート・コート・ド・ボーヌ、メルキュレ、アロース・コルトン、ボーヌ、ポマール、サントネ、サン・トーバン、クロ・ド・ヴージョなど…、赤・白合わせてグラン・クリュが2種類、プルミエ・クリュ17種類、モノポール2種類をもち、計43ものワインをそろえる圧巻のラインアップ。
この20年間、ドメーヌでは環境に配慮した栽培を実践し続けている。この広大な畑を除草剤に頼らず耕作するとともに、草生栽培を施して、土壌の微生物層を活性化。2004年からTERRA
VITISの認証を受け、2009年には持続可能な栽培方法を用いているとして農務省から認定を受けた。2015年には、フランス農業省が発行する新しい仕様に準拠した「高環境価値」(HEV
3)認証を取得した最初のドメーヌの1つとなった。
2016年には、畑の近くに養蜂場を設置し、環境に敏感なミツバチによって無害な技術であることを証明し、すでに巣箱の増設も計画されている。
ワインのスタイルは、白ワインはピュアなアロマ、緻密さ、エレガンス。赤ワインは、ピノ・ノワールの豊かさと、赤系果実味と黒系果実味の広がりを見事に表現し、フレッシュさ、濃縮、美しい滑らかさ、エレガントなタンニンが特徴。
醸造では最新設備の投入により高品質なワインを追求し、テロワールの潜在能力を引き出している。最新のプレス機でやさしい抽出が可能となり、また、キュヴェゾンと醸しの全サイクルにおいて、温度管理も可能となった。
さらにカーヴは、コート・シャロネーズの生産量に対応したもの、コート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの多様なアペラシオンに対応したものの2つをもち、アペラシオンの多様性とその生産量に適応した作業ができるようになった。
2019年にディレクターに就任したジャン・フィリップ・アルシャンボーの監督下、 まさにテーラーメイドのワイン造りが実践されている。
細心の注意をもって栽培、醸造されたシャトー・ド・フィリップ ル アルディのワインを味わえば、4人の公王により繁栄を誇った、14世紀から15世紀の偉大なブルゴーニュを思い描くことができるだろう。
以上輸入元資料より抜粋
ブルゴーニュ ピノ・ノワールV.V.[2022] コート・シャロネーズのさまざまなクリマをアッサンブラージュして造られたブルゴーニュ・ルージュ。陽当たり良好な南東向き斜面の区画を選び、小樽と大樽にて熟成したワインは、しっかりした果実味とストラクチャーを持ちます。 750ml 税込3355円 |
■生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ブドウ品種 : ピノ・ノワール100%
■平均樹齢 :年
■平均年間生産量 :本
シャトー・ド・サントネイ メルキュレ1er レ・ピュイエ[2018] 南南西向きの斜面に位置するメルキュレの1級畑。ドメーヌの所有面積は7.3haで、粘土石灰質の土壌で水はけは良好。摘房によって収量を制限し、果実の凝縮感を高めています。ワインは赤や黒の果実の香りとともに、複雑でスパイシーなニュアンス。 750ml |
■生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13,5%
■ブドウ品種 : ピノ・ノワール100%
■平均樹齢 :年
■平均年間生産量 :本
シャトー・ド・サントネイ ブルゴーニュ・コート・ドール クロ・フィリップ・ル・アルディ・ルージュ(モノポール) [2018] サントーバン・アン・ヴェスヴォーやオート・コート・ド・ボーヌ・ブランと同じ斜面の畑(0.75haのモノポール)から生み出される赤。2016年まで「オート・コート・ド・ボーヌ」でしたが、2017年から新しいAOCの「ブルゴーニュ・コート・ドール」に変更。畑は石灰岩に軽い粘土がまざる水はけの良い土壌。本来、白向きのクリマから造られた赤ワインは、バニラの含みを持つ香りから、口中で赤い果実に溶け込んだタンニンを感じます。洗練されつつもボリューム感があり、熟成にともなう変化を愉しめます。 750ml |
■生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ブドウ品種 : ピノ・ノワール100%
■平均樹齢 :年
■平均年間生産量 :本
シャトー・ド・サントネイ ブルゴーニュ シャルドネV.V.[2010] ドメーヌが所有するさまざまな村名畑のブドウをアッサンブラージュし、ブルゴーニュACにデクラッセしたもの。もちろん、ブドウはビオロジック栽培で、このクラスでも小樽発酵しています。フレッシュな酸味と豊かな果実味、樽香も上品なワインです。 750ml |
■生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:13%
■ブドウ品種 : シャルドネ100%
■平均樹齢 :年
■平均年間生産量 :本