ビエール ブラン マリーガラントは直径約15km、面積150ヘクタール程のとても小さな島で、マルティニーク産のラムとはまた一味違ったユニークで個性的なラムが多く存在します。ビエール蒸留所は元々砂糖工場として200年程前に建てられ、前オーナーが1950年に買収するとともにラム蒸留所として稼動を開始。現蒸留所長のドミニク・ティエリー氏が1975年に経営と生産を受け継ぎ、現在に至っています。この蒸留所の最大の魅力は、なんといってもこの「ラム・ブラン」にあります。カリブで生産されるアグリコールラムは、ブランの状態では非常にサトウキビの個性が強くでており、好みが分かれるという声が良く聞かれます。ビエールのブランは、もちろんしっかりとアグリコールラムならではのサトウキビの風味がでていますが、その繊細かつまろやかな甘みは、ラム・ブランがどちらかというと苦手という方にもぜひ、飲んでいただきたい1本です。スタンダードクラスながら、これだけふくらみのあるしっかりとした甘みをもっているのはビエールならでは。
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