Avignonesi アヴィニョネージ社
所在地:トスカーナ州シエナ県モンテプルチアーノ
設 立:1974年

写真:ぶどう畑14世紀、グレゴリウス11世に追従し、フランスのアヴィニョンからイタリアへ移住した貴族が祖先という“アヴィニョネージ”一族。同家の醸造所も、イタリア最古のものに数えられる、ルネッサンス時代の建築家による設計で、実に長い歴史を持ったワイナリーなのです。
現在の経営者であるファルヴォ兄弟は、そうした“遺産”を引継ぎ、ブドウ畑に莫大な投資を行なってきました。今日では世界に名だたる“ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ”と“ヴィンサント”をはじめとする、アヴィニョネージ社のワインは30カ国以上へ輸出され、多くの重要なワインガイドや専門誌で毎年トップレベルの評価を得ています。


聖なるワイン、“ヴィンサント”写真:陰干し風景
ヴィンサントは、キリスト教の聖体拝領の儀式で何世紀にも渡って使われてきた由緒あるワインです。木棚で陰干しを行い、糖度を高めたブドウを搾り、そのモスト(ブドウジュース)を最低3年間熟成させると、黄金色の輝きを持つ甘口のワインが出来るのです。特に、アヴィニョネージ社のヴィンサントは9年間、リゼルヴァタイプなら10年間もの長い間樽で熟成させ、更に瓶詰めした後、数ヶ月を経て出来上がります。また、樽に残った酵母と澱は、“マードレ”と呼ばれ、新しいモストの発酵を促すために使われます。アヴィニョネージ社では、1700年代からヴィンサント造りが行われており、代々伝わる“秘伝の澱(マードレ)”が引き継がれ、ヴィンサント造りに使用されています。


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アヴィニョネージ
ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ[2005]


10月初旬に手摘みで収穫したブドウから造られる伝統的なD.O.C.G.ワインです。ガーネット色を帯びたレッドで、スミレやプラムの香りと豊かなタンニン分があり、熟した赤いスグリの実やプラムを思わせるような風味と、エレガントな味わいが広がるフルボディの味わい。
750ml   税込3980円

生産地:イタリア、トスカーナ地方
味のタイプ :赤・フルボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :プルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)、カナイオーロ、マンモ
平均樹齢 :年
平均年間生産量 :本