アルベール・グリヴォ
ムルソーの数あるプルミエ・クリュではペリエール、シャルム、ジュヌヴリエールの3区画の評価が最も高いが、そのなかでもペリエールがアタマひとつ抜きん出ている。そのペリエールにあって古くから最上と謳われてきたのが、このドメーヌ・アルベール・グリヴォーのモノポールであるクロ・デ・ペリエール。ペリエールのなかの1ヘクタール弱――正確には0.9452ヘクタール――の区画で、19世紀の後半以来、120年以上にわたって代々ドメーヌで所有してきた。植付けは1985年と1988年で樹齢も安定し、現在その力を遺憾なく発揮している。ペリエールらしい品格ある風味に、グラン・クリュを思わせる奥行きとアフターが備わるワインは、ムルソーでグラン・クリュに格上げされる区画はこのクロ・デ・ペリエールを置いて他にない、という説が十分納得できるもの。ドメーヌでは新樽の割合も低く――クロ・デ・ペリエールで3分の1以下――、いわゆる厚化粧ではないワインを生むが、確かにクロ・デ・ペリエールとペリエールを較べると、厚みと複雑さにそのテロワールの差異を歴然と感じとることができる。
ドメーヌではクロ・デ・ペリエールのすぐ北隣に位置する、クロのつかないペリエールももっていて、広さは1.5459ヘクタール。1904年以来、1世紀以上にわたって所有し、樹齢も平均で50年ほどとドメーヌのなかでは最も高くなっている。その際立ったフィネスによってよくシャルムと較べられるペリエールだが、このアルベール・グリヴォーのペリエールもまさしくそれに違わぬ1本で、ピュリニー的ともいえるくっきりした輪郭の、背筋の通ったワインに仕上がっている。
以上輸入元資料より抜粋
ブルゴーニュ・ブラン[2010] ―以下リアルワインガイド38号より抜粋― 柑橘と白い花が思いっきり香る。心地良く目も詰まっていそうで、中々充実の香りだ。口に含むとこのクラスとしてはとても果実味が豊かで、また美しい酸が伸びてミネラルでほろ苦い。味わいバランスはバッチリで、フルーツ、酸、ミネラルもACブルとしては圧倒的ともいえる量があるとても良く出来ている。(88+〜89点) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本
ムルソー[2010] ―以下リアルワインガイド38号より抜粋― 麦様のミネラルが大変心地良く香る充実の香り。白い花、柑橘、甘いミツがバランス良く配置されている。口に含むと頃合いの良い果実味に美しい酸、そしてちょっとクリーミーなニュアンスがあってとても美味しい。また、ミネラルのほろ苦さ感も秀逸だ。液体はツヤと気品があって、ちょっとした高級感がある。(90〜90+点) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本
ムルソー1erクロ・デ・ペリエール[2010] ―以下リアルワインガイド38号より抜粋― 明確な芯を持った素晴らしい香り。多量のミネラル、白と黄色の花、柑橘、甘いミツ、そしてクリーミーさがある。口に含むと味にコアがあり、真ん中が充実し、集中したとても複雑な味わい。コクと厚みがあるが酸とミネラルのおかげで、良い意味で一見軽やか。高級感たっぷりの素晴らしいワイン。(92+〜93+点) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本
ムルソー1er ペリエール[2006] ―以下リアルワインガイド22号より抜粋― ミネラルの塊。それに甘いミツと心地よいオイリーさのあるいい香りだ。その香りからはクラシカルな品と中身が詰まっていそうなニュアンスがびしびし感じ取れる。味はとてもクッキリ。真ん中がしっかりし、グリップがあり、ミネラルのほろ苦さと果実の甘さ、そしてキッチリ存在する酸とで、かなり複雑、そしてかなり立体的な味わい。素晴らしいプルミエクリュだ。(91+〜92+点) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :本